自閉症 発達障害

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MMRと自閉症の真実(7)

ジョン・ウォーカースミス教授、自閉症とMMRのケースで名誉回復

以下はJABSから発表された声明である。

最新のAge of Autismの訴訟シリーズに掲載のストーリー:The Appeal of Prof John Walker-Smith Against the United Kingdom General Medical Council (Wakefield Case) および The Walker-Smith Appeal, the British Media and the Boseley Problem. さらに続く。JABSより。

GMCによるプロセスの乱用

ウォーカースミス教授の名誉回復の決定は歓迎すべきもので、これによりGMCがこのロイヤルフリー病院医師に対して起こした訴訟が腸疾患と自閉症、それに一部の親が報告していたMMRワクチンとのつながりを否定するためにでっち上げられたものであることが明白に示された。

今となっては、ウォーカースミス教授とロイヤルフリー病院のチームに対して向けられた容疑は、政府、メディア、医薬業界の最高位にいる既得権益者による魔女狩り以外の何ものでもなかった、という疑いの目で見る必要がある。

判決では次のように述べている。

  • 1. 1998年のLancetに掲載された論文は臨床上の必要性に基づいて連続的に見出された症例を早期に報告したもので、別の法律扶助委員会の資金援助を受けたプロジェクトとは何の関係もない。
  • 2. 1998年のLancet論文で報告された子供は非常に重篤で本格的な臨床検査を実施するに値し、さらに実施された検査は子供にとって必要なことであり、完全に適切なものだった。
  • 3. それゆえ、ジャーナリストのブライアン・ディア、政治家のエバン・ハリス、MurdochプレスおよびBritish Medical Journal(GMCのスタンプが押されている)が広めた詐欺という主張は誤解に基づいており、事実無根である。

この判決で、虚偽の主張がなされて以来数年来にわたって傷つけられた(小児消化器病学の世界的先駆者のひとりである)ウォーカースミス教授の名誉が回復した。ロイヤルフリー病院での研究の倫理性と争点になっていた1998年のLancet論文の妥当性がともに支持された。子供たちは確かに病気に苦しんでおり、医学検査も適切だった。

この訴訟の根拠について重大な疑義がある。

  • a. 我々はなぜこのようなことが起こったか問わなければならない。
  • b. ウォーカースミス教授はウェイクフィールド博士の名声を落とすためだけに狙われたのか?
  • c. なぜGMCは重篤な子供を健康だと嘘の主張をする必要があったのか?
背景

子供の親で苦情を唱えていた人はいなかった。傷害を負った子供はいなかった。ロンドンのロイヤルフリー病院で治療を受けた子供の親は、誰もがウォーカースミス教授その他の医師が子供に施した治療のやり方を称賛していた。

親は、かかりつけの一般医や小児科医は子供の状態について真剣に考えず、適切な診療も行わなかったと報告している。

1998年のLancet論文では、12人の子供の親のうち8人がMMRワクチンを子供の健康状態と直接結び付けていた。MMRワクチン、自閉症スペクトラム障害および腸疾患の関連は、論文を発表した医師達が求めるとおり、科学コミュニティでさらに深く調査するに値するものだった。もしMMRワクチンがこの報告書で言及されていなかったら、この論文に対して批判がなされただろうか?またGMCの公聴会は開かれたであろうか?

この申し立て(魔女狩りの始まり)が最初どのように捉えられたかは、リチャード・ホートンの本、MMR Science and Fictionの7ページに記されている。ホートンは1998年のLancetの編集者だった。

「実のところ、彼ら(訴えを起こした人々)はどこから手を付けたらいいか分かっていなかった。私の出席した2月23日の晩餐会で、私はある医療規制当局者とウェイクフィールドの件について議論した。

彼はGMCが紛争解決にどのような役割を果たせるか分かっていないようだった。私達は他のゲストが席を立つ中コーヒーを飲みながらしゃべっていたが、調査についていくつか走り書きしながら、私に名刺を差し出して、後で何か思い付いたら直接連絡をくれるようにと言った。彼はウェイクフィールドについて、特に行政上の利害について追求しようとしているようだった。」

リチャード・ホートンはこう続ける。(p.13):

「....先立つ数週間の間、この問題の主導者のひとりが、目的はウェイクフィールドを『消す』ことだとあからさまに語った。MMRの議論を方向付ける役割を果たしたある上級医師は、ノースロンドンのバーに座り赤ワインのグラスを飲みながら、おれは『アンドリュー・ウェイクフィールドの血を飲んでいるんだ』とうそぶいた。」

ウェイクフィールドが敵対者に抱かせた敵意は殊の外大きかった。そして、イギリス人科学者や高名な官僚がBBCのジャーナリストに軽率な事をしゃべったためにメディアの攻撃に巻き込まれて自殺するという、デヴィッド・ケリー事件の余波の中、非常に心の強い人しか、名誉を傷つけようとする批判者からのうち続くプレッシャーに耐えることはできなかっただろう。ウェイクフィールドの試練は一部では不十分だと思われていた。

彼の医師および科学者としての知性をどう思うかに関係なく、こうした悪意の反応はどういうわけか等しく下劣だった - ひょっとしたらそれより酷いものであったかもしれない.....」

JABSの考えでは、今回の問題の実際の焦点は次の通りである。

  • 保健省がMMRワクチン被害の問題を無視したことを暴露すること、
  • 医療専門家が子供の疾病について親の話を聞き、適切に検査する自由、
  • 科学的研究を実施して、恐怖や偏見、検閲にとらわれることなく独立したピアレビューを受けること、
  • MMRワクチンと、退行性自閉症ならびに腸疾患の併発とのつながり。

JABSはワクチンの被害を受けた子供の親を支援するグループである。

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