自閉症 発達障害

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免疫システムについて

免疫システムについて

感染症との回復のための戦いは、全て免疫システムにかかっています。免疫システムは複雑な機能を持ち、新しくできた腫瘍からの攻撃や、細菌、ウィルス、真菌などの多数の感染物質の感染に対して、抗体が立ち向かう機能を果たします。
免疫システムのほとんどは消化器系の周辺に位置し、腸内の微生物が体内のほかの器官に侵入するのを防ぎます。
ゆえにその機能が十分に働かない場合、酵母菌のような微生物の増殖を助長するのです。

抗体と免疫グロブリン

免疫系のB-リンパ球は、免疫グロブリンと呼ばれる抗体を作ります。
それらの抗体は、微生物によって作られた特別な抗体(外部からの分子)に抵抗する働きを持ちます。抗体は、微生物(ウィルス、酵母菌、寄生虫、細菌)にも抵抗し、白血球によってそれらを破壊することもできるのです。
アミノ酸で構成されるその抗体は、たんぱく質であり、5つに分類することができます(IgA、IgG、IgM、IgD、IgE)。

それぞれの抗体分類は、ユニークな科学構成と細やかな機能を持ち合わせています。
5つの抗体分類は、異なる微生物や食物、科学物質に対し、数千の抗体を含んでいます。

IgMは、微生物が体内に侵入してきたとき、免疫力によって最初に作られる抗体で、初期の防御システムの働きをします。感染症を患っている場合、このIgM抗体が高い数値で発見されます。
したがってカンジダ菌に対抗するIgM交代が高いレベルで存在するならば、体がカンジダ菌感染症に抵抗している証拠になります。感染症の治療後は、数ヶ月でIgMは減少します。

IgGは、同じ微生物による2回目の体内の侵入時にB-リンパ球が作り出す抗体です。
この作用が、食物アレルギーが起こる原因と関連しているかもしれません。
IgG抗体は、感染症に対する免疫システムの攻撃の後、長期間の抵抗力をつける役目を果たします。

IgEは、様々な種類の食物アレルギーに関連することで広く知られています。また、体を寄生虫から守る働きもします。血液中のIgEが高ければ、多くの食物アレルギーに関連していることになります。

IgAは、微生物から鼻腔や消化器官の内壁を守る働きをします。分泌型IgAは(sIga)、胆のうで分泌され、胆管を下り、小腸へ運ばれるといわれています。

IgG亜鉛欠損症

IgG亜群は4つに分けられます(IgG1、IgG2、IgG3、IgG4)。時折、IgGの血液中の合計が通常値でも、IgG亜群のその濃度が低いことがあります。
結果として、IgG亜群のレベルが通常値と認識されなければ、IgGの通常レベルも確認されないことがあります。以下は、IgG分類の特徴です。

  • IgG1は、血液中で一番の質量を占める亜群抗体です。体外からきた窒素物質に対して働きます。
  • IgG2は、血液中で二番目に多い亜群抗体です。微生物が侵入する多糖類の部分に抵抗します。
    IgG2欠如は再発感染、特に肺炎双球菌やヘモフィリス菌のために起こる静脈洞や鼻腔の感染症と関連があります。
  • IgG3は、血液中で三番目に多い亜群抗体です。IgG1のように、外部からきた物質に対して働きます。
    孤立するIgG3欠如は、最も多い亜群欠如で、呼吸器系の再発感染者に多く発見されます。
  • IgG4は、一般的に一番少ない亜群抗体です。これは、アレルギー性の疾患を患ったり、IgE反応をブロックできる患者に多く発見されます。アレルギー注射後のIgG4の増加は、おそらくその注射によって、アレルギー物に対する患者の感度を減少させるメカニズムによるものです。しかしながら、IgG4の増加は、行く地価のアレルギ症状を引き起こすこともあります。
    IgG4欠如は、健常者と比べて呼吸器系の再発感染をわずらう個人に25倍の割合で見られます。

免疫不全が原因となる疾患

自閉症と広汎性発達障害

免疫システムの様々な部分の欠如は、自閉症児に深く関係しています。
ユタ州立大学のReed Warren博士と、カルフォルニア大学アーバイン医学部の臨床免疫学者Sudhir Gupta博士、またその他の研究員が行った研究で、多くの自閉症の子供がいくつかのタイプの免疫異常性を持つことが報告されました。また、それはミエロペルオキシターゼ欠如や重度の複数免疫不全、IgA欠如(部分的または全体)、20%の亜群分類欠如、C4b全体の欠如も含んでいます。

Gupta博士の研究で、自閉症の20%の子供のIgAが欠如し、8%の子供は完璧にIgAが不足している、ということが発見されました。Reed Warren博士とその研究員は、自閉症の20%は、一般の人と比べて血清IgAの数値が低いことも発見しました。

IL-12とインターフェロンγ(ガンマ)濃度は、自閉症の血液中に健康な子供よりも実に高い割合で含まれています。それは、ワクチンの反応による免疫効果の逆効果を示唆しています。カンジダ感染に対する免疫反応は、インターフェロンガンマのバランスの取れた生産を必要としますが、ガンマインターフェロン内のIL-12の増加によって引き起こされた免疫力の不全機能は、動物のカンジダ感染率を高めるのです。

免疫システムに対する亜鉛の重要性

亜鉛は体の必須要素でありますが、一般的に穀物が多く動物たんぱく質が少ない食事を摂る個人に不足しています。穀類はフィチン酸を含んでおり、それは亜鉛と結合し、消化器官に吸収されます。亜鉛欠如の臨床症状は、血漿の亜鉛濃度が65mcg/dl以下になったときに起こります。亜鉛欠如は、皮膚炎、傷の不治癒、成長遅延や正規の発達に関連性があるといわれています。33mcg/dl以下の数値は、特に味覚、聴覚、下腹部痛、下痢、皮膚のあれ、食欲の欠如に関連します。
亜鉛欠如は、長期にわたって下痢を患ったり食欲のない自閉症児にも関連している可能性があります。亜鉛は様々な免疫システムに影響を与え、その範囲は皮膚の表皮からリンパ内の遺伝子全体に及びます。
又、それは好中球やナチュラル・キラー細胞のような非特異性の免疫を解決させる細胞の正常な機能にとって非常に重要です。
Bリンパ細胞開発および抗体生産(特に免疫グロブリンG)は亜鉛欠乏によって危険にさらされます。マクロファージ(多くの免疫細胞中の極めて重要な細胞)は亜鉛欠乏によって悪影響を受けます。これは、細胞内の侵入物に対する抵抗力、細胞質生産、および食細胞作用の機能を抑制します。これらの重要な免疫系機能や細胞に対する亜鉛の影響は、DNA応答、RNA転写、細胞分裂および細胞活性化のような基礎的な細胞作用中に起こり、アポトーシス(機能的細胞死)を助長します。さらに、亜鉛は、抗酸化物質として機能し、膜系を安定させることができます。