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水銀説

チリ、水銀含有ワクチンを禁止

WHOにおいて水銀使用に関する世界条約の議論中に決定

ワシントン、2012年4月3日/PRNewswire-USNewswire/ — チリは発展途上国で初めて水銀含有ワクチンの使用を停止した。

先週、チリのサンティアゴで開かれた水銀非含有薬品連盟(CoMeD)との会合で、チリ上院現副議長のアレハンドロ・ナバーロ・ブラインは、水銀を含有する防腐剤のチメロサールをワクチンに含有させることを禁止する法律を上院で採択することを約束した。

チメロサールは、重量の49%が水銀だが、人間の神経毒となる事実があり、しかも安全な代替品が簡単に手に入るにもかかわらず、いまだに全世界でワクチンや薬品の防腐剤として使用されている。

チリの決定はスイスのジュネーブで火曜日に開かれた世界保健機関(WHO)の会議で、水銀使用に関して世界的に法的拘束力のある条約について議論している時に出された。

会議の議題には、代替となるワクチン防腐剤の試験と、一回投与の防腐剤非含有ワクチンへの移行に伴う経済上、計画上、製造上の影響が入っていた。

CoMeDはワクチンの水銀含有問題に注意を集めたことは価値あることとしてWHOを賞賛する一方で、WHOが非公開会議にする決定を下したことに対して強い疑義を表明した。

CoMeD会長のリサ・K・サイクス師は、過去の非公開会議が「我々が真実でないと考える、ワクチンに含有のチメロサールが有害であることを示す証拠はないという宣言を繰り返した。」ことを指摘し、「このような根拠のない主張から、ワクチンの安全性に関する二重基準が生まれた。つまり、西側先進国では水銀非含有が主流になり、発展途上国では水銀防腐剤を含むワクチンが普及した。」と述べる。

その結果、サイクス師は「人類の中で最も弱い人々が意図的に小児ワクチンのチメロサールにさらされ続けている。この暴露は完全に避けられるもので、停止されなければならない。」

CoMeDディレクターのマーク・R・ガイアー博士もこれに同意し、「これらワクチン安全性に国内的・国際的な責任を負う人の発言は、発表され知られた事実となっているチメロサールの有毒性とは、今や両立が困難である。」と付け加えた。

CoMeDによれば、多くの科学的研究と、科学論文・医学論文の周到なピアレビューも、チメロサールには著しい健康上のリスクがあると結論している。チメロサールのメーカーも、この防腐剤は中程度から深刻な子供の精神遅滞を引き起こしうることを認めている。

CoMeDおよびワクチンを含めて薬物の水銀含有禁止を全世界で求めるその活動について、さらに詳しく知りたい方は、ウェブサイトを参照してください。