自閉症 発達障害

自閉症や発達障害について

乳児の高濃度水銀の報告

2012年2月3日に環境保護局(EPA)ミネソタ州の保健当局の報告で、ミネソタ州北部のスペリオル湖の西側のダルースからカナダ国境にかけてのノースショアと呼ばれる地域で、異常な水銀値を持って生まれてくる赤ちゃんが多いと報告された。

10人中1人が、EPAの基準値を超えて生まれている。検査した1465人のなかには、EPAの千倍を超えた赤ちゃんもいたそうです。

水銀は、神経学的に損傷を与え記憶、注意力、言語などの発育に影響を及ぼします。また石炭火力発電所のそばの子供たちは、水銀汚染に晒されるのは周知の事実です。

ミネソタ州は、魚の消費が多く、また夏季に生まれる子の方が、冬季に生まれる子より水銀の蓄積が多いこともわかった。

ミネソタ州北部は、湿地や湖沼が多く、自然環境における水銀も他の地方より多い。水銀の生体濃縮もバクテリアから始まり、大きな魚に至るまでは、かなりの濃度になると、研究担当者が言っています。

現在保険当局は、魚の目の角膜が白く濁った魚は、避けるようにと注意を促しています。

EPAは、妊産婦の臍帯血の水銀は1L当たり5.8マイクログラム以下と基準を決めており、この調査で、ミネソタ州北部のスペリオル湖の沿岸地域では、10%の乳児は、EPAの基準値を超えており、最大では1000倍の乳児もいました。

全米において、出産適齢期の女性の5%~10%は、基準値を超えた水銀を持っていると合わせて報告しています。

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