自閉症 発達障害

自閉症や発達障害について

自閉症の世界的流行 - 2012/11/29 米国連邦議会聴聞会

画期的な自閉症聴聞会:「第二次大戦中のノルマンディー上陸に匹敵する出来事」

投稿者ダン・オルムステッド

木曜日に行われた下院監視委員会前の聴聞会(自閉症聴聞会の視聴は「米国議会、自閉症増加に対する連邦政府対応を調査」をクリック)は、必ずや歴史的な出来事となろう。聴聞会が終わる頃には、NIHおよびCDCの政府側代弁者の言うことが論拠に乏しく、自閉症とワクチンに対する懸念を表明した人々が支持を得たのは、誰の目にも明らかだった。

CDCのコリーン・ボイルは、宣誓の上、詐欺師の悪名高いポウル・トールセンを弁護して、本人はCDCの研究には2~3件しか関わっていないと証言しても、効き目はなかった。その直後だったが、ある下院議員が、トールセンが関わったとする20件以上の研究リストを証拠として提出した。私は、これを聞いた時、その場でCDCに電話して、「ボイルは偽証罪で告発されるかもしれないが、弁護士は依頼済みか?」と言いたいと思ったほどだ。

自閉症を巡る疑義は、根強く党派を越えている。共和党側では、長年チメロサールを敵視していたダン・バートン(上記写真でマーク・ブラクシルと談笑中)からダレル・イッサ委員長に至るまで、委員会の捜査が続く限り、如何なる問題も議論の対象とすると明言した。

民主党側では、下院で、長年、予防接種可否の調査をしてきたキャロライン・マロニー議員が、席上で、NIHおよびCDCに対し、もう一度彼らをきつく叱責した。

一般論として、国政に対し責任を負う人は、アメリカが他国の倍の予防接種を行っていること、その結果、乳児死亡率が高く自閉症率も高くなっているということは、耳にしたくないことだと言っても良いであろう。

省庁間自閉症調整委員会(IACC)は、自閉症問題の悪役を演じてきた。ある下院議員は、IACCを尋問することになった場合に、使えそうな質問を用意してほしいとまで発言した。

聴聞会は1日足らずだったが、今までにない雰囲気であった。私たちの側からは、マーク・ブラクシルが、有力な証拠を挙げながら、自閉症は公害病であり、今のところ水銀とワクチンが最有力の原因だと言えるという主張を展開した。

これに対し、ニュージャージー州選出のクリス・スミス下院議員は、学者が不利な問題の究明を排除したり後回しにしたりしたとする証拠の提出を求めた。

この論戦を制するには、冗談交じりに、議場を急襲するしかないだろうとまで言われてきた。だが、真面目な話し、私たちは、聴聞会の日に議場急襲にも喩えうる出来事を目にしたのだ。これについて、聴聞会の後で、ブルック・ポットハストが私にEメールをくれた。そこには、「聴聞会で起きたことは、軍隊のノルマンディー上陸以来の歴史的な出来事だ」と書いてあった。勿論、比喩である。そのEメールには、「まだ時間を要するが、今日は、有意義で歴史的な時だった」とも書いてあった。